社長コラム

街には老人があふれている

2月16日、姫路に行ってきました。某大学の企業合同会社説明会に参加するためです。
兵庫県播磨平野の中核都市、姫路市は世界遺産「姫路城」がでーーーんと控える魅力ある街です。
姫路駅で下車するのは、いつ以来かも憶えていないくらい、久しぶりでした。
駅前の神姫バスの乗り場から約25分で大学に到着しました。大学に行く道すがら、姫路城がみえたり、見えなかったりします。バス停の名前も「大手門」とか、城下町の地名が使われています。
もちろん、計画的なのでしょうが、姫路城の周辺は民家、ビルもなく、公共の施設でゆったりした空間の使い方になっています。さすが[世界遺産」だと思いました。
乗車したバスは低床型で、停留所からバスに乗車して座席に座るまでの高低差がとても小さいつくりになっています。さて乗客は70歳以上と思しき高齢者が多く、数えたわけではありませんが、9割がたを占めていたと思います。私が小学生だったころ、姫路は都会でした。姫路城に遠足に連れて行ってもらったとき、街行く人の多さに驚き、迷子になった苦い記憶があります。
ところが、今日来た姫路は、老人の街でした。姫路市でこの状態ですから、本社のある豊岡市は「推して知るべし」です。
暖冬とはいえ、まだ2月ですので、マフラーを首に巻き、防寒着で着膨れした高齢者がいっぱいでした。この人たちが働き盛りであった30-40年前の日本は、社会全体が活気に満ち溢れていましたが、今は壮年期を過ぎ、成熟期(老年期?)となり、年金、健康保険といった社会保障制度の基盤を見直しせざるを得なくなったということもこの風景をみると実感できます。
老人は「IT弱者」です。「IT弱者」にITサービスを提供するビジネスモデルはと考えますが、どんなITサービスが成立するのだろうか? といったことを考えながら、若い学生に会うために大学の門をくぐりました。